Googleのモバイルファーストインデックス、これからはモバイルが優先の時代?

今回は、Googleが昨年発表したモバイルファーストインデックス(Mobile First Index、MFI)について記事を書いていきたいと思います。

2016年10月10~13日にラスベガスで開催されたPubcon Las Vegas 2016年で、Googleのゲイリー・イリェーシュ氏が初めてこれについて話し、日本のみならず世界各国で話題になりました。

モバイルファーストインデックスとは、これまではパソコンサイトをクローラーが巡回してGoogleのデータベースへ登録していましたが、これからはモバイルサイトを中心に巡回してインデックスを行うんだそうです。

 

そもそもインデックスがどんなものなのかというとGoogleの公式ページから抜粋したいと思います。

クロール

クロールは、Googlebot が Google のインデックスに追加する、新しいページや更新されたページを検出するプロセスです。

Google では、大規模なコンピュータ群を使用して、ウェブ上の数十億のページを取得(クロール)します。取得プログラムは Googlebot と呼ばれ、ロボットやスパイダーとも呼ばれます。Googlebot はアルゴリズムによるプロセスを使用します。クロールするサイト、クロールの頻度、各サイトから取得するページ数はコンピュータ プログラムによって決定されます。

インデックス作成

Googlebot はクロールした各ページを処理し、検出したすべての単語とページ上の場所を登録した大規模なインデックスを作成します。さらに、title タグや alt 属性などの主要なコンテンツタグや属性に含まれる情報も処理します。Googlebot ではさまざまなコンテンツを処理できますが、すべての種類を処理できるわけではありません。たとえば、一部のリッチメディア ファイルや動的ページのコンテンツは処理できません。

Google 検索の仕組み

以上のようにクローラーと呼ばれるBOTがWEBページを巡回してサイトをGoogleに保管

検索があれば、作られた辞書の中から検索されたワードに最適な結果を返すという仕組みを取っています。

これまではこのインデックスをする際に、モバイルを中心に考えていくそうなんです。

ユーザーにとってさらに価値ある検索結果を提供するために、Google ではモバイル ファーストのインデックス登録に向けた実験を開始しています。Google 検索のインデックスは、サイトやアプリについての単一のインデックスとして存続しますが、将来的に Google のアルゴリズムはモバイル版のコンテンツを主に使用するようになります。
つまり、ページのランキングを決定したり、構造化データを理解したり、検索結果にスニペットを表示する際も、モバイル版のコンテンツが使用されるようになります。

この発表があったのが2016年でした。Googleのジョン・ミューラー氏が「今年の後半あたりになるのでは」と発言していることからもうそろそろ、実用化されるかもしれません。

 

なぜモバイル中心に?

どうしてパソコン中心からモバイル中心になったのかというとですね

例によってGoogleの公式ブログより抜粋します。

最近では、Google 検索を使用しているほとんどのユーザーは、モバイル端末から検索を行うようになりました。しかし依然として、Google のランキング システムは、主にデスクトップ版のコンテンツを用いてユーザーとの関連性を評価しています。この方法では、モバイル版のページのコンテンツがデスクトップ版のページのそれよりも少ないケースにおいて、問題が発生します。なぜなら、モバイル検索ユーザーが実際に見ているページを Google のアルゴリズムは評価していないからです。

モバイル ファースト インデックスに向けて

 

2016年11月、世界のモバイル利用率が1.78%増加しました。これにより、モバイルの利用率が50.62%を占め、Webが始まって以来はじめて、モバイルはデスクトップの利用率を超えたのです。

「モバイルがデスクトップを追い越す」という予測は、少なくとも10年前には提起されていましたが、現実となるまで予想より長くかかりました。まさに待ちに待った瞬間です。

Browser Trends December 2016: Mobile Overtakes Desktop

上記のようにモバイルからのアクセスがパソコンを抜いてきた。これからもその勢いは止まらないからだと思います。

スマホやタブレットはパソコンと違いアクセスする場所を選ばないからです。僕はトイレにもスマホを持ち込みますし仕事中だって休憩時間にちょいちょいアクセスします。

パソコンは使いやすいですが、仕事が終わって今の時間しか使えません。というよりそもそもパソコンを持っていないor使わなくてもスマホは持っているしインターネットするよという人が大多数だと思います。

 

デスクトップで評価すると何が問題か?

従来のように、デスクトップ用のページをインデックスし評価すると何が問題なのかというと、記事には書いていますが、少し日本語にわかりやすくして書きます。

デスクトップページではパン屑リストやサイドメニューなどを表示しているが、モバイル版だとコンテンツを省略している場合があります。

この場合デスクトップ向けのページを指標としてモバイル検索に結果を返すと、省略されているページがある場合、モバイルに最適な順位とはならないんです。

 

デスクトップ版しかない場合

デスクトップ版しかない場合、モバイル向けページを用意していない場合どうすんの?っていうところなんですが

やはり記事に書いてあります。

デスクトップ版のサイトしか存在しない場合、Google は引き続きデスクトップ版のサイトをインデックスします。モバイルユーザーエージェントを使用してアクセスする際も問題ありません。

以上のように引き続きデスクトップ版をインデックスしてくれるそうです。

 

少し前まであったモバイルフレンドリー

少し前までに導入されていたモバイルフレンドリー、Googleサーチコンソロールに登録済みの方は見たことがある方も多いかもしれませんが、このページはモバイルフレンドリーではありませんというアナウンスです。

画像がはみ出していないか、文字サイズはモバイル向けに設定されているかなどスマホ端末に最適化されているかいないかでパソコン検索の結果を元に順位を下落させたり、上位に表示させたりしていたんです。

モバイルフレンドリーなページかどうかは以下のページからテストすることができます。

 

Error 404 (見つかりませんでした)!!1

 

このツールではモバイルフレンドリーではありませんと表示されていてサイト修正をした場合にGoogleに修正しましたよと、報告することもできます。

が、そのうちクロールされるのでこれいるのかな?とも思いますね。

なおこのテスターとモバイルフレンドリーラベルのアルゴリズムは完全に一致していないそうなので、テスターで合格したからと言って、モバイルフレンドリーではありませんという結果が消えるわけでもないようです。

以下のようにモバイルフレンドリー化されている僕のページにもたまにモバイルフレンドリーではありませんと表示される記事があります。

 

 

モバイル対応しているブログサービス

次にどのブログサービスがモバイル対応しているか見ていきたいと思います。

これからは無料ブログを借りる時にこの点を加味したほうがよさそうですね。

ただしテンプレートをダウンロードして使える場合は、モバイル対応しているかどうかということでブログサービスが悪いというわけではないので対応しているとしてもいいでしょう。

 

Word Press   対応している?

意外にもWpBLOGで借りたブログは対応していなかったです。

このブログで同じテンプレートを使っているんですがそちらは対応しているそうです。

 

僕のブログ  対応している
FC2    対応している
アメブロ   対応している
Blogger      対応している
ライブドア  対応している

 

モバイルフレンドリー検索結果だけをみると、今回調査したブログサービスはすべて対応していましたww

ただし、サイドバーなどの省略、続きを読むのように記事を省略といったものがないかは、重要そうですが長くなりそうなので次回調査しますw

 

実はそこまで慌てることもなかったりする

実は、デスクトップ版しかない場合、デスクトップ版をインデックスするとあるように、すぐれたコンテンツであれば、モバイルでも順位が大きく下がるといったことはないんではないかと僕は思います。

「ユーザーに優れた検索体験を引き続き提供しつづける」と公式ブログの最後にもあるようにこれまで上位に表示されてきた結果が、モバイルファーストになったからと言って大きく下落するようなことはないのではないかと思います。

いまのところそのような感じがしています。実際に実験された記事もありましたが、体感できてはいなかったようです。

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つい最近なのですが、僕はブログ以外のコンテンツでモバイルページを誤って違うページをアップロードしていたんです。

なのでずっとアクセスできない状態だったにも関わらず、あらぬ位置へ表示されていました。

このようにネットでは白か黒かはっきり書いてあることが多いですが白か黒か実際の検索結果ではよくあるようです。

 

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